自分の臆病さに気づかせてくれたのは妻です。
妻は喧嘩の中でいろんなことを指摘してくれました。何度も何度も開かずの扉をノックするように。
しかも私のちっぽけなプライドを傷つけないように。
次第に私は自分の間違いや弱さに気づいて、何とかしないと妻を苦しめ続けると、猛省を始めました。自分の性格、自分の過去、自分の育った家庭、自分という人間を見つめ直しました。
何で何も相談してくれないの?何で勝手に全てを決めてるの?
妻は一人で全てをやろうとする私に、
自分の中を見ることの大切さ、そしてそれを見なければ、人に頼ることの大切さがわからず、
夫婦は二人で一つなんだということの大切さがわからないということを、
私みずからに気づかせようとしてくれました。内観が進み、自分がどんな人間かがわかり始めると、
自分の本当の考え、感情、欲求、不満が溢れ出てきて、一時期は自分の情けなさに落ち込み苦しみもしました。
しかし一度苦しんだおかげで、
家族というものがいかに私の心の成長、発達に影響したかということを強烈に実感できました。この実感とともに、私の心に自己が確立し始めたのでした。
私の心が私自身に本当の思いを気づいてもらい、ようやくそれを受け入れて前を向き始めたのです。
次回は
自己を知る④~自分を知ることが旦那道の始まり~です。

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