自分を知る①~自分の臆病さに気づく~のつづきです。
自分がビビり、異常な臆病だと気づいた私。じゃあなぜこんな臆病な性格になったのか。
自問しました。
そのきっかけは育ってきた環境にありました。
家庭環境の影響、また3兄弟の次男ということもあり、物心着いた頃から周りに迷惑をかけないように、
自分はいい子でいなきゃ、ちゃんとしていなきゃと、
人の目を凄く気にして生きてきました。
次第に、人の目にさらされる場所にいると神経をすり減らすようになり、
だんだんとそういう自分の知らない場所や外の世界に行くこともおっくうになり、
躊躇して避けるようになってきました。
更に、新しい人との出会いも、自分がどういうふうに見られているのか、
神経質でダメな人間だ、ビビりで挙動がおかしいなどと見られているのではないかと怖くなり、
極力避けるようになっていきました。
その結果、度胸を試すようなことはできる限り避けて、
大人になる上での人や社会との繋がりを肌で感じず、
経験不足のまま成長しました。
気づけば、
ただのビビリ、臆病になっていました。そんな弱い自分を隠すために、周囲や社会に噛みつき、自分の意見を押し通して、先に他者を攻撃し威嚇していました。誰かに近づかれることは自分の弱さを知られるようで怖かったのです。その分、自分の弱さも知っている小学校からの友人たちには心を全て開いていて、
ずっと仲良くしてこれたことが大きな支えになっていました。
しかし、社会人になり実家の家業を継いで、社会の荒波とは一歩離れたところで仕事をしていた私は、
自分を変えなきゃやっていけないという崖っぷちの状況までに追いつめられることはありませんでした。
そんな私の殻を割ってくれたのが妻でした。
つづく。
次回は、
自分を知る③~心の声を聞く~
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