自分を知る③~心の声を聞く~のつづきです。
妻という大きな存在のおかげで、感情を消していた私の心は息をふきかえしました。
家族、家庭の重要性を初めて知った私は、そのあり方を考えるようになり、
家庭の中での父親、夫という存在の重要性が初めてわかりました。
強い責任感と自分を犠牲にする強い覚悟、何より妻という一生のパートナーを大切にすること。
血が繋がってないということは、血が繋がっている家族以上に大切にしないと夫婦は簡単に壊れてしまうこと。
常に自分の弱さを受け止め、お互いの悩みや苦しみを二人で話し合って乗り越えて行くこと。
社会的な地位、見栄での夫婦関係ではなく、協力して人生をよりよくしていこうという夫婦関係の重要性。
でもある程度の距離も必要。
などなど。
自分の本当の心にすら気づいて察知できなかった私には、
夫婦のこと、家族ということ、そして妻の思いに気づけるはずがなかったのです。
自分を知る、つまり自分の心を観察して察知する能力が、まわりの人、特に妻の思いに気づき、察知する能力になったのです。いろいろなことに気づくと、妻の苦しみ、悩みがようやく見えてきて、なんとかしてあげたいという気持ちが生まれました。そして家庭、夫婦ということを本気で考え始めました。私の旦那道が自分を知ることで始まったのです。
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