『悟りや真理、真実といったものを得ようと、そういったものに必死になっていた』私は両親からの愛情不足に気づかずに引きずり、漠然とした寂しさや不安をずっと感じてきました。
心に空いた大きな穴を埋めようと、小学生の頃から何かに依存して、
それにのめり込むことで紛らわそうとしていました。
大学生の頃に出会ったのが、悟りや真理です。
悟るという究極の目標に依存して、更に、悟りを得て『最強』の存在に自分がなれば、
どんなことにも動じないで、心の穴なんてキレイに塞がるんだ、と思い込みました。
悟りに依存したのです。
スピリチュアルや仏教、神道、といった世界に没頭しました。
没頭している間は穴が塞がっている気はしましたが、それはもちろん偽りでした。
私は、悟り、真理、というものを本当に理解しようとはせずに、ただ自分の心の寂しさを埋めるために依存対象として利用していたのでした。自分の都合のいいように解釈して、わかっていた気になっていました。
自分を知った以後、やっと私は地に足が着き、現実をしっかり生きていけるようになりました。今では、本当の悟りや真理は、
『最強』の存在になることでもなく、究極の目標にすることでもなく、
ただただ愛そのものなのかなと感じています。悟り、真理に依存していた頃は、そういったことに興味の無い人を馬鹿にしていました。
20歳を過ぎていたのに、本当に子供でした。
ですが当時は全く気付かず、
大人子供という自分自身にすら向き合おうとせずに、そんな自分を宣伝して歩いているようでした。
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