前のページ 手順①~③
手順④ 夫がなぜ悪いのか、その原因を探る
次は、手順②で分けた
「夫の思っていそうなこと」を見ます。ここから、
夫がなぜ悪いのか、なぜダメ夫なのか、その原因を探ります。例えば、
・夫は家にいたい派
・休みはゆっくりしたい派
・電話に出たくない
・人が来ても出てくれない
・私の親戚と会いたがらない
とあった場合、ここから見えてくるのは
「あまり人と関わりたくない」「人に会うのが怖い」という対人恐怖。気が小さい。
また、休日は家にいたがる人は
「ストレスに非常に弱い」もしくは
「凄いストレスを感じていて、休みたい」ということではないかと思います。大げさに見て行きます。
決して妻を嫌いなわけでもない。ということがここでは見えてきます。
むしろ、夫本人の心の問題。
そして、ここで重要なことが、
夫の生い立ちです。
夫の両親はどんな育て方をしたのか、夫は子供のころどんなことを感じていたのか。知っていればいいのですが、わからなければ、夫本人、または夫の家族・親族に聞いてみるといいです。
それか、心理テストやサイコパス診断と偽り、
「小さい頃嫌だったこと。小さい頃に親や家族に対してどう思っていたか」
を書き出してもらうとか。念のため、「あなたは健全な育ち方ですね」ぐらいの適当な解答は用意しときます。
夫の生い立ちを知れば、同じことをあなたに対して行っていることがわかるかもしれません。夫が、親の愛情を受けずに、放任されて育った場合、妻に対しても放任、興味無しとなったりします。
夫本人はそれが間違いとも思っていませんし、何より、妻が悩んでいることにすら気づいていないので
「言ってくれればやったのに」と言います。これはあくまで一例ですが、こうして夫がダメな理由を探ってくと、
どうしようもないことに気づきます。
夫を簡単には変えられないことに気づきます。そうすると、
夫への期待は消えていきます。
悲しい話ですが、期待が消えるとイライラも薄れます。どうでもよくなるからです。そしていよいよ最終段階です。
手順⑤ 自分の心を進化させる
夫のダメな理由を知り、
夫に対して期待することを本当に諦めることができたのであれば、
最終段階です。一度関係をリセットできました。離婚ということではないです。
その心の状態で、
素直に夫を観察してみて下さい。そうすると、
「ただの子供なんだな」とか「この人も苦しんでいるんだな」と、
大きい気持ちで見ることできます。大きい気持ちで余裕を持って見ているだけなので、夫との関係は何も変わっていないのですが、
イライラして見ていた自分はいなくなっていると思います。怒りは心の大部分を奪います。怒りがなくなり心が冷静になれば、よりいろいろなことに気づけます。自分の心の持ちようも、いろいろ試していけます。
我慢しなきゃいけない状況が避けられない場合、少しでも最善の対処法を発見しやすくなります。怒ることは悪いことではないですが、怒りにとらわれては勿体ないと思います。
そして、
自分もこういう所が悪かったのかなもう少し、夫を誘導してあげれば良かったななど、反省点も見えてきます。
怒っている内は、反省なんて心が受け付けてくれないと思うのです。
このように、夫の観察を通して、自分の心を調べ、結果自分の心を変えていく。
旦那が嫌いでしょうがない!でも離婚はできない!という方にぜひ試してほしいです。
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