私は今までクリスマスに興味が無く、冷めた目で見ていました。
クリスマスで盛り上がる世の中を見て、
サンタなんて元々サタンで、赤い服は血の色だって聞いたことあるよ。
何で信仰心も無いのに行事だけやってるんだ。
結局商売に利用されてるんだろ。
と、まさにあまのじゃく発言をしまくり、クリスマスを避けていました。
本当はただ怖かっただけなのに。
宗教を問わず、ほとんどの行事というものは人と関わることだから。
以前
自分を知るで書いたように、人との新たな出会いが怖かった私は、
先手を打ってクリスマスを先制攻撃し、自ら嫌いになって、避ける理由を作っていたのでした。
しかし、自分を知り、観察して、過去の記憶を受け止めようと変わった私は、
封印していた感情の蓋が開いたおかげで、クリスマスが好きになりました。妻と一緒にクリスマスの飾りつけをしたり、ツリーを買おうか悩んだり、
今年のクリスマスはどう過ごそうか話し合ったりと、そういう時間がクリスマスを通じてできました。
理由や理屈でなくて、ただ楽しいのです。
○○だからイイ、○○だからやる意味がある、と損得や合理性でしか物事を判断できなかった自分が、いかに人生の豊かな時間を放棄していたかが今ではやっとわかりました。このクリスマスの丸い飾りや、
サンタをモチーフにした、丸い鼻、丸い目、丸い体のこの小さい置物は人間が丸いものを可愛いと思うから可愛いんだ、
と昔の自分なら考えていたでしょう。
ロボットのようですが、人間はロボットにはなれず、
私の中に感情を封印していただけだったのです。
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